2025年07月01日
百日咳は百日咳菌の飛沫感染でうつる感染症です。長引く咳により、小児だけではなく、成人もかかり、免疫を持たない乳幼児にうつることもあります。
【症状】
まず風邪症状からはじまります。続いて咳がひどくなり、顔を真っ赤にして連続的にせき込むようになります。乳幼児期には無呼吸発作のためチアノーゼ、けいれんを起こすことがあります。また、合併症として肺炎や脳症などもあり特に乳児では注意が必要です。次第に激しい発作は減衰していきますが、罹患~治癒まで2~3か月かかるといわれています。
【予防と対策】
◎予防接種が効果的です。
乳幼児へ四種混合ワクチンもしくは五種混合ワクチン(※)の接種をおこない、免疫をつけ、感染させないようにしましょう。
四種混合ワクチン、五種混合ワクチンは、接種の努力義務があるワクチンです。お子さんが2か月のお誕生日を迎える際に予診票を送付しています。お手元に予診票がない場合は下記問い合わせ先までご連絡ください。
※四種混合ワクチン…
ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・を予防するワクチンです。
四種混合ワクチンにヒブを加えたものが五種混合ワクチンです。
五種混合ワクチンはR6年度から定期接種のワクチンに追加されました。
詳細はこちら(栃木県HP)
【問い合わせ先】
栃木市 健康増進課 感染症対策係 電話 0282-25-3512