【法定接種対象者】
1歳から3歳に至るまでの間にあるお子さん
※お子さんがみずぼうそうにかかったことがある場合は、接種対象外となります。問合せ先までご連絡ください。

【接種回数・接種間隔】
3か月以上(標準:半年~1年)の間隔をあけて2回

【水痘とは】
水痘とは、いわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。空気感染、飛沫感染、接触感染により広がり、その潜伏期間は感染から2週間程度と言われています。発疹の発現する前から発熱が認められ、典型的な症例では、発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。以前は多く罹患者がいましたが、2014年10月に水痘ワクチンが定期接種に位置づけられてからは罹患者が大幅に減少し、2020年の定点報告では10.6人/年まで減少しました。
 水痘は主に小児の病気で、ワクチンを受けなければ10歳までに約80%の小児が罹るといわれてきました。小児における重症化は、熱性痙攣、肺炎、気管支炎等の合併症によるものです。成人での水痘も稀に見られますが、成人に水痘が発症した場合、水痘そのものが重症化するリスクが高いと言われています。